スーパーファンタジーゾーン

サンソフト
MD / 1992年1月14日
良い意味で裏切ってくれた
メガドライブなら当然『ファンタジーゾーン』は遊べ…なかったところに現れた本作。原作のイメージを損なうことのないグラフィックとBGM、効果音、あの楽しさを再現。裏技でオリジナルのBGM(ほぼ完全に再現された)を使用できる演出などもニクイ。ハードの性能以上の演出を見せてくれた、メガドラ史上忘れることのできない名作。
素直に原作を…
ここまで完成度の高いものを作れるなら、素直に『ファンタジーゾーン』を移植してほしかったと思ってしまうのは仕方の無いところ。前線基地やボスのデザイン、攻撃方法などはオリジナルより大きく劣る。ザコキャラも小さすぎかな。パステル調の背景に対し、スプライト系の濃すぎる色調も気になる。特定のステージでしか使用価値の無いアイテムも何なの?って感じ。


幻影都市

マイクロキャビン
PC-98 / 1992年1月18日
ファン多し
当時流行りのや1枚絵を口パク目パクさせたような申し訳程度のアニメーションではなく、通常の画面のまま、ドット絵師による芸術的なアニメーション。ちょっとアダルトの入った全体的な雰囲気も非常によく作られている。MIDIに対応したBGMがカッコイイ。
キャラクタの絵は好みが分かれやすいかな
細かいアニメーションなだけに、400ラインにしてほしかった。○×システムってのをウリにしすぎるのもちょっと。これって開発者内で盛り上がればいい話じゃない? クセの強いキャラクタが多いので拒否反応を起こしてしまう人もいるかも。


ふしぎの海のナディア

ガイナックス
PC-98 / 1992年3月27日
付録の「おしえてブルーウォーター」もすごい
ガイナックス自らが制作しただけあって、原作の雰囲気を損なうことのないグラフィックとオリジナルのシナリオ、MIDIにも対応したBGM、原作を知っている人ならニヤリとする戦闘など、ファンでも納得の完成度。
偽ナディア! 偽ノーチラス!?
ジャンが主人公でナディアは偽者という、ナディアをもっと見たい!人には微妙なシナリオ。後発のTOWNS版のフルボイスがうらやましい。


ぽっぷるメイル

日本ファルコム
PC-98 / 1992年5月22日
ファルコム商法に利用されていない珍しい作品?
この当時のファルコムの98作品は16色400ライン対応は当たり前で、88版との差別化が進んでいた時代。この作品でも例外ではなく、PC-9801-73/86音源やハードディスクにまで対応していた。ゲーム内容のほうもファルコムらしいしっかりと安定した作りで安心して遊べる。
ファルコムが変な方向に…
「ついにファルコムもギャルゲーに!?」とガッカリした人も多いはず。不安定な足場の上で、あちこちから飛んでくる弾を避けながら、ボスの凄まじい攻撃をかわすという、ありきたりなラスボスの攻撃方法には残念。


ルナ ザ・シルバースター

ゲームアーツ
MCD / 1992年6月26日
安心して遊べる出来
メガCDでまともに遊べるRPGが少ない中、こういった作品は非常に貴重。CD-ROM特有の戦闘時の長い読込みも無く、音楽も非常に心地良い。
PCエンジンのゲームっぽい
それなりに人気はあったけど、それはメガCDには他にろくなRPGが無かったからといった部分も大きい。メガCDだから名作になっただけで、多機種を含めるとこの程度のRPGならゴロゴロある。ゲームアーツなんだからもっと頑張ってほしかった。このゲームは全体的にPCエンジンのゲームに多く見られるようなノリなので、それだけで毛嫌いしてしまう人が多いかもしれない。RPGとして見ると非常にオーソドックスなのだが、キャラは衣装を含めてクセが強く、個人的には好きになれなかった。


緋王伝

ウルフチーム
PC-98 / 1992年6月26日
マルチウインドウをひと足お先に
新しいことをやろうとするスタッフの技術力が目立った時代のウルフチームの良作。Windowsは何者?って時代にマルチウインドウを実現していたのがすごい。大臣の裏切りにより終われる身となった王子が、やむを得なく魔物と契約し、魔物の軍を率いて大臣(人間軍)と戦ってゆくというダークで悲しい展開も魅力的。
○ァルコムならもっと速く動かせるよ
遅いハードではその素晴らしさを十分に知ることができないのが残念。複数の部隊を連動させ作戦も展開するのが本作の楽しみ方なのだろうが、じつは少数精鋭で敵をちょっとずつおびき出して戦ってゆくことでもクリアできたりする。キャラの絵は好みが分かれるかな。


サンダーフォースIV

テクノソフト
MD / 1992年7月24日
メガドラ最強シューティングへ
正直これまでのサンダーフォースシリーズは好きでなかったし、この『IV』も難易度を上げただけのマニア向け作品だと思っていた。しかしプレイを続けるうちに、「いったい、何重スクロールしてんだよ!?」と驚かされるステージや、上下に広い空間、死ぬほどカッコいいギターサウンド、そのままビジュアルシーンに入ったかのようなドラマ的演出で、すっかり虜に。プレイスタイルによっては発生する処理落ちを指摘されることがあるようだけど、自分には全然気にならなかった。
強vs強であるがゆえに
全ステージクリアには時間が掛かり、途中でダラけてくるのが残念。タメ撃ちで強力な攻撃が可能になったが、そのぶん敵も硬くなったので、ミスで装備を失った時は地獄と化す。覚えゲーだった前作と違い、反射神経が試されるので「III派」「IV派」に分かれるかも。美しさは認めるが、鮮やか過ぎる発色で見づらいステージがあるのはゲームとしては致命的。


ドラゴンスレイヤー 英雄伝説II

日本ファルコム
PC-98 / 1992年7月24日
なぜかリニューアルされない名作
今回は16色に対応し、オープニング・エンディングを含め非常に綺麗なグラフィック。戦闘時にモンスターがアニメーションするようになり、前作で弱点だった単調な戦闘も楽しさが増した。1曲しかなかった戦闘のBGMも、ボス用、ラスボス用がしっかりと用意されていた。特にコレといった売りや特徴のないRPGなんだけど、基本がしっかりと作られていて安心して遊べるゲームの多いファルコムらしい完成度。家庭用にも何回か移植されてるけど、オリジナルの良さを残した移植作は1つもないので、ファルコム商法になぜか利用されていないのが逆に残念かも。
ヨシュアの目ってGP…
じつは物語の半分以上が、地下世界(スポット処理で一部しか見えないダンジョンを延々と進む)で展開されるという衝撃的な内容。カプセル方式になった魔法は、もう一捻りほしい感じ。最初からそれらしき設定が見え隠れしてはいるが、ファンタジーに「文明崩壊パターンで残された物を取り入れるな!」って人には合わないかも。


アマランスII

風雅システム
PC-98 / 1992年8月21日
忘れることのできないシナリオ
前作とは比べ物にならないほど綺麗になったグラフィック。どどーんと画面に重なるビジュアルシーンにMIDI対応になったBGMと、同人ソフトっぽかった前作から完全に脱却。レベルの低くなったモンスターとの戦闘を省略できるのもうれしい。絶対に忘れることのできない強烈なシナリオは今でも伝説。
言ってしまえばエロです
豪華になった反面、おそろしく重くなったスクロールが残念。チビキャラクタもすごく小さい。「愛」をテーマにしたシナリオはよく練り込まれているけど、このエロは必要か?というシーンが…。


エルムナイト

マイクロキャビン
PC-98 / 1992年11月20日
現代に蘇ってほしい!
フロッピーディスク10枚組というマイクロキャビンの力作。画面は小さけど、ドット絵を組み合わせることによって実現されている3D画面が見事。様々な武装を使いこなすためのチュートリアルも充実。よく動くビジュアルシーンと徹底したシナリオ、高い水準のゲーム部分が絡み合い、今でも十分通用するリニューアル希望作品でもある。
挫折率高し
処理の都合からか、時代遅れの200ライン描画。ロボットモノらしい複雑な操作。でも主人公の乗るロボットよりも、セレナの乗るホバーのほうが強かった気が…。


ソニック ザ ヘッジホッグ2

セガ
MD / 1992年11月21日
神ゲーすぎる
まず、ソニックの後を追いかけてくるテイルスの存在。2Pコントローラが接続されている場合はいつでも操作できるしミスしても無条件に復活。このラフなお遊び要素はお見事。加速も助走が必要だった前作に対し、急加速が可能になったため、ゲームは快適に尚且つソニックというキャラクタらしい演出にも活かされている。多重スクロールが驚異的なゾーンもあり驚かされるのだが、さらに驚くのが画面を上下分割しての対戦モード。プレイできるゾーンは限られているものの、スピード感は失われておらず、メガドライブのポテンシャルの高さを実感。ドリカムの中村正人氏によるBGMも健在。
じつは緻密ゲー
バネやトゲの設置場所は前作以上に陰険。ゾーン2から上下左右に行ったり来たりする迷路のような展開と強制移動させられるトラップの登場で、走り抜けるという爽快感は一気に減少。全ゾーンクリアまでの道のりも長く、真のエンディングを見るには爽快とはかけ離れたシビアなプレイを要求される。


アプロス 大地の章 風の探求者編

ウルフチーム
PC-98 / 1992年12月25日
美麗なグラフィック
4096色中16色しか使えないPC-98で特殊な技術により32色を発色したグラフィックが美しい。ゲームとしてはコマンド選択型のアドベンチャーゲームで非常に単純で分かりやすい。
値段の割に内容が
9800円もするのに数時間でクリアできるし、中盤以降は文章を読むだけ。自分は不良品をゲットしてしまい交換してもらったが、それもまた不良品。「スパン オブ ドリーム」同様、 初期出荷版に不良があったのだろうか? で、次の章は出たの?