サバッシュII 〜メヒテの大予言〜

グローディア
PC-98 / 1993年2月24日
歴史に残すべき名作
音楽もMIDIに対応してるし、グラフィックも98にしては綺麗なほう。しかしこのゲームの本当の魅力はそんなことではなく、他に類を見ない自由度の高さで、「その世界にいるだけで楽しい」という体験をできる数少ないゲーム。この点ではウルティマオンラインのような生活型MMORPGに近いかもしれない。それでいてしっかりとしたメインシナリオはあるので、目的不明で迷子になるという状況になりづらいし、展開が単調になることもない。サブシナリオも、話を楽しむという目的でもちろん楽しめるが、メインシナリオを有利に進ませることができるという方向に繋がっている点がうれしい。知名度が低いため『隠れた名作』となったが、歴史に残すべき名作であることは間違いない。
クセも強い
事前に色々知っておかないといけないこと満載で、後々知って無駄になったり後悔することが多い。しかも「世界滅亡まであとxx日」という時間制限ありなので、自分のペースでRPGしたい人には嫌な仕様。ゲーム開始時に主人公のステータスを決めるため複数のミニゲームがあるが、この時点で嫌になって投げ出してしまう人がいそうで残念。


XakIII

マイクロキャビン
PC-98 / 1993年4月23日
IIIにてようやくイースを超える
前作までとはガラリと変わって超シリアスな雰囲気。シリアスすぎてグロテスクなシーンもあるけど、シリーズではおなじみのピクシー&フレイといったキャラクタのコミカルさに若干救われし、唯一感動できるサークになったかも。会話時に表示される顔グラフィックもシーリーズ中一番の好み。シナリオに重点を置いたためか、アクションにおいて鬼のような難易度でプレイヤーを苦しめた「II」に比べ、かなり難易度は抑えられている。MIDIに対応したBGMはオープニングのタイトルロゴ表示時から感動した。
父さん、バレバレですよ
VRシステムを発展させすぎたせいか、V30といったCPUのPCではほぼプレイ不可能な重さ。『幻影都市』の後のせいか、非常に暗く重い雰囲気になってしまい、「これはサークなのか?」と疑問に感じることも。メイン画面はフィールド表示時は横縞ありの200ラインで描かれているため、せっかくの細かい部分がよくわからないのが残念。意味不明なデザインのラスボスにはガッカリ。


エクスランザー

セガ(ガウ・エンターテイメント)
MD / 1993年5月28日
たしかbug太郎の作品だったよね?
プログラム技術によりに同時発色数を増やしたグラフィックと多重スクロールが美しい。特に樹海ステージの演出の美しさは一瞬で虜になるほど。難易度が高いうえに地味な戦略を強いられるので、このゲーム特有の爽快感が分かるまで時間が掛かるかもしれないが、それを乗り越えてしまえば忘れることのできない1本となるだろう。
つかみが弱い
フワフワしたロボットの動きと、火力弱めの武器。独特の操作方法。楽しさを知るのが面倒くさいゲームである。ゆえに、投げ出さずにこのゲームの魅力に気付けるかどうかが問題となる、ある意味非常にメガドライブらしいソフトであるのだが。


バイブルマスター

グローディア
PC-98 / 1993年7月17日
イエッサー!!
いわゆるファンタジーの世界を舞台にしたリアルタイムシミュレーション。時代はPC-88から98へと移っていたのでリアルタイムシミュレーションも増えてきた頃のゲーム。街で仲間を集めて軍隊を作り〜というオーソドックなものだが、この仲間集めが楽しいし、バイブルモードで集まった仲間を総管理するのがこのゲームの醍醐味。
HDDにインストールできたっけ?
本をペラペラめくる様に…といきたいところだが、アニメーションのせいかディスクアクセスが辛い。逆三角形な兵士ユニットの絵は独特のクセが強すぎるかな。


アークスI II III

ウルフチーム
MCD / 1993年7月23日
良くもウルフ
名作アークスを続けて1本で遊べるというのはやはりうれしい。『II』まで3Dになってしまったが、『II』だけ2Dにするくらいならこっちのほうが統一感があっていいと思う。I〜IIIまでプレイするとかなり長いような気がするけど、他の作品と比べればそれでも1本分くらいの丁度いいボリュームだろうか。
悪くもウルフ
ウルフのMCD作品全体に言えることなのだが、この作品でもPCエンジン系のにおいがする。敵の出現率が低くて成長させるのが辛い時があったかと思えば、極端に出現率が高くイライラさせられる場所もある。3Dに必須の瞬間移動手段もないし(後半ではできるようになるのか?)、セーブも自由にできるわけじゃないなど、ストレスのたまる作りにはガッカリ。


シルフィード (MCD)

ゲームアーツ
MCD / 1993年7月30日
鳥肌の立つ貫禄
無理にリアルタイムポリゴンを使って貧相で動きの悪いものを作るくらいなら、こういう選択は有りだと思う。というか、今とは別の意味でムービーとリアルタイムポリゴンの区別の付かない当時なら、同時期に出た任天堂のスターフォクスを見ればこの見せ方がむしろ正解だとわかるだろう。実際店頭デモを見て、メガドライブ+メガCDが欲しくなった人は少なくないはず。ステージ構成も艦隊同士の戦いのど真ん中を突っ切ったり、このテのゲームでは定番な亜空間飛行や敵艦内部など、「わかってるな!」という感じ。戦闘中の無線交信など、特にステージ1では途切れることなく聞こえて、こういった演出もニクイ!
シューティングゲームとしては?
見せ場はあるものの1ステージが淡々と長く、エンディングまでの時間も相当なものなのに、コンティニュー回数の制限が辛いかも。おまけに武器はどれも威力が弱め。オプションウェポンも使えないものばかり。自機はカッコイイのに、ボスがダサイのはPC-88版と変わらず。だったら88版の音楽をアレンジして入れてほしかった。PS2版やXbox360版は無かったことになってもらいたい…。
[ステージ/ムービーセレクト] オープニングデモ中に、下、下、上、上、右、左、右、左、A、B、スタート。
[シールド回復(実質無敵)] パッドを二つ接続し、オープニングデモ中に、右、左、A、右、上、C、B、下、左、B、A、上、スタートと入力。ゲーム中に2PパッドのAを押すとシールドが回復。
[追加コンティニュー] コンティニューの残りが1になったら、オープニングデモ中に、右、上、A、B、C、左、左、下、C、A、スタート。


ソニック ザ ヘッジホッグCD

セガ
MCD / 1993年9月23日
『1』に近い印象だが良作
オープニングでソニックが動く! 動く! さすがメガCD版は違うなぁと感じさせてくれた。ゲームが始まると、仕様なのかギャグなのかメガCDとはいえ処理が追いつかないのか、ソニックの動きに画面がついて来ないほどの高速スクロール(笑) 『1』『2』とは曲調が変わったBGMと主題歌もよくハマっている。
真のエンディングを見るのはやっぱり辛い
現在・過去・未来を行き来するのがウリの1つのようだが、めんどくさいだけだったりする。スペシャルステージもメガCDの機能を使いたかったのはわかるが、正直ゲームになってない。これらの2つの難関をクリアしないと真のエンディングにたどり着けないのは辛い。せめてメタルソニックとの対決はもっと魅せる演出がほしかった。


ナイトトラップ

セガ(デジタルピクチャーズ)
MCD / 1993年11月19日
リモコン…って、メガドラのパッドじゃないか!
なんて、笑ってるといきなりゲームオーバー(笑) 当時の性能的にも一般受け的にもその影像の内容的にもスーファミやPCエンジンでは絶対に楽しめないセガハードならではの迷作。色数も少なく画質も粗いけど動画が動いてるだけで驚きの時代だったんで、ショッキングな映像と併せて、じつに衝撃的なゲームだった。
自力でのクリアはムリ
単純に丁度いいタイミングでトラップを作動させればコンプリートできるわけではなく、超過密操作を要求される時間や2度目のタイミングで作動させないといけない場面とかあって、攻略情報無しでの自力クリアはまず不可能。ちょっとでも失敗すると最初からやり直しになるあたりが、洋ゲークオリティっぽい。ここらへんも、日本用にゆとり仕様にしてくれれば楽しいゲームだったんだけどなぁ。


ソニック スピンボール

セガ
MD / 1993年12月10日
キャラゲーとしても成功してるほう?
ソニックはもともとジャンプ時は球形なので違和感ないし、十字キーで少しだけ動かせるので通常のピンボールとは違った楽しみがある。ピンボールとしては仕掛けも少なく単純なので、すんなり面クリアして行ける。カオスエメラルド集めやボス戦といったソニックらしさも残ってる。
洋ゲー?
全体に洋ゲーらしい雰囲気が漂うので、ソニックといっても毛嫌いしてしまう人もいるはず。簡単なのも始めだけで、特に後半はマップも複雑になりコンティニューもないので、クリアするのは至難の業。


夢見館の物語

セガ(システムサコム)
MCD / 1993年12月10日
自然に存在する意味不明な不思議
移動はムービーのつなぎ合わせでレール上の移動だけど、当時はまだ新鮮で、館の中を歩き回ってる感が強かった。そして何よりも館とそこに住む住人の存在感。簡単な操作と文字が表示されないインターフェイスが、プレイヤーをその世界にトリップさせる。振り向くと迫ってきている石像の恐怖や、ラスト付近で聞けるピアニストと画家の話は、今でも忘れることができない。
最後のアレはいらない
時間制限があるのに最後の扉の迷路はかなり嫌だったかな。メガCDなだけに画質は荒いけど、油絵のようで幻想的で良いと思えれば。