バンパイアキラー

コナミ
MD / 1994年3月18日
ドラキュラシリーズとして見なければ
異色作の多いドラキュラシリーズの中でも特に異色の作品。作品発表当時、非常に質の低いグラフィック写真が掲載されたが、実物はそれほど酷くなく、むしろ美しい。全体的に洋ゲーっぽい作り?だが、ドラキュラシリーズとしてではなく、純粋にアクションゲームとして見れば非常に楽しめる作品。
ださい
ほぼ同時期に発売されていたX68k版や『血の輪廻』と比べ、ハズレを感じさせる。MDでもドラキュラがプレイできる!と喜ぶと同時に、雑誌に掲載された写真を見てガッカリした人も多いと思う。意図的なのだろうが、ドラキュラシリーズにはどの作品にもある種の品格があるのに、本作にはそれが無い。演出など「おぉ!」と思わせるシーンも有るのだが無理矢理っぽく、演出を見せるための展開といった感は否めない。


AX−101

マイクロネット
MCD / 1994年3月25日
「ゲームスタート!」
生物系以外の造形はそれなりにかっこいいし、オープニングも期待させる。難易度を下げれば簡単にクリアできるけど、イージーだと真のエンディングは見れない?(未確認)
「いやぁぁぁぁぁ!!!」
マイクロネットというだけで嫌な予感がしたが、的中。あらかじめ決められたムービー上のマップを進みながら照準を動かし敵を撃てゆくという、『○ター○レード』や『ギャ○クシ○ン3』とやっていることは同じなのだが、間違っても同じものを期待してはいけない。敵に照準重ねて撃つという動作に爽快感がなく作業に感じるし、演出が全体的にマヌケでセンスなくダサい。ゆえに、7800円という脅威の価格もすぐに値下がりした。


ファイナルファンタジーVI

スクウェア
SFC / 1994年4月2日
VIにてドラクエを超える
初めて見た時の衝撃は今でも忘れられない。圧倒的なグラフィックとアクティブタイムバトルを使ったカッコいい戦闘、機械を取り入れたファンタジー世界、魅力的なキャラクターで、ドラクエを一気に超えた。オープニングから何かを感じさせるBGMも「これ、ゲームだよな?」って感じ、新しい世代のゲームの到来を予感させてくれた。一時的に仲間になるキャラクターは装備を変えられないようにしてあるし、メインのパーティメンバーは最終的には全員揃ううれしい作り。
全員主人公であるが故に
クセがあって使いにくいキャラもいるため余計に好き嫌いが出てしまい、嫌いなキャラを育てないでいると、ラストダンジョンで泣くハメに。シャドウを仲間にし損ねた時のショックも大きい。シリアス路線の本作でコメディ路線の嫌われキャラが1度世界を滅ぼしラスボスになっちゃう展開は、トンデモ展開かも。シリアス路線…に見えて実は幼稚で恥ずかしいシナリオのような気もするけど。


バトルファンタジー

マイクロネット
MCD / 1994年4月15日
声優とエンディングは一見の価値あり
絵の質は悪いんだけど、キャラクタがなんか萌えるんです。そこらへんは唯一わかってるなって感じ。「成長させるモード」はRPG風にキャラを成長させ対戦!と思いきや、成長させたキャラの強さに関係ないシューティングでお金を稼ぎ、アイテムを買ってパラメータをドカンと上げてしまった方が楽というハチャメチャ具合。そして プレイヤーキャラ10人分のエンディングを見るのは大変と思いきや、巻物を買って能力はそのままで転生…。極めつけはそのエンディング。これはもう動画サイトを使ってぜひ自分の目で確かめてほしい!
同人ソフト
メガドラユーザーの間ではマイクロネットというと嘲笑の対象だったわけだが…。グラフィックを見た瞬間感じる同人ソフトっぽさは、プレイしてみてまさにその通りだと実感。説明書に最小限の事しか書かず、ゲーム中で表示ってのをウリの1つにしてるみたいだけど、マニュアルモードは各モードを抜けないと見れないし、書かれてることも中途半端でどうも空回り。


ヘブンリーシンフォニー

セガ
MCD / 1994年4月23日
カッコよすぎるぜ、セガ!!
90年代前半のF1ブーム。当時F1に力を入れていたセガが川井一仁氏監修で作ったゲーム。CDから動画が流れるだけで驚いた当時に、実写の映像のオープニング(残念ながらBGMは「TRUTH」ではなかったが)。フジTVで放映されていたF1中継を意識した演出。クリス・ペプラーによるコースガイド。セガらしいギターサウンド。ドライバーはもちろんオーナーまでもが実名で登場。決勝よりも時間がかかる予選があるなど、こだわりもすごい。
なぜ、「彼」がいない?
真っ直ぐ走ることすら難しい雑な描画。壁に当たると即リタイヤなどもあり、コースを覚えないと話にならず難易度はかなり高め。場合によってはコースを無視して真っすぐ走ったほうが早い場合も…。そしてこのゲームを語る上で外せないのが「彼」の不在。権利上の都合なのか、セガとあれほど仲の良かった「彼」が居ないのだ。代わりに登場した赤ヘルメットの男に彼の名前をつけたプレイヤーはいったいどれくらいいただろうか? しかもこのゲーム発売の1週間後に例の事故。タイトルにもあらわれているように、このゲームは彼の死を予見していたのだろうか…。


ソニック ザ ヘッジホッグ3

セガ
MD / 1994年5月27日
基本はそのまま
様々なアクションが可能になったものの基本操作は変わらず。セーブ機能も搭載されたので、少しずつ進める事が可能になり長い道のりも攻略しやすくなった。スペシャルステージは今までの中で一番楽しい。
3作目は失敗が多い
マップ構成は前作までの良くない部分ばかりが目立つ。極悪を極めたかのようなバネやトゲの設置にはウンザリ。タッチが変わり3Dっぽくなったグラフィックはメガドライブの発色数では無理があり、以前の良さが失われてしまった。ダブル回転アタックの追加のおかげで、通常のジャンプ攻撃の通用しないトゲを纏った敵が多くなり、「ジャンプ中=無敵」の式は崩れた。マイケルジャクソンが担当とも言われたBGMは結局取り消され、代わりに出来上がったものは前作までのようなノリノリ感はなく、ゲーム開始直後から幻滅させられる。


新創世記ラグナセンティ

セガ(ネクステック)
MD / 1994年6月17日
ロープレ? ロープレ!
セガがRPGを充実させようと立ち上げた「メガロープレプロジェクト」。この企画自体はセガらしくイマイチだったが、第一弾として発売されたこの『ラグナセンティ』はなかなかの完成度。コントラストが低めではあるがメガドラにしては綺麗なグラフィック(プログラムで多色化している?)と、しっかりとしたアクション、動物を使った能力アップのシステムなど、メガドラの中では上位レベル。モンスターの立場をテーマーにしたシナリオは、練りこみが浅い部分もあるが、独特の展開は評価したい。
やっぱりゼルダ
別名「草刈りRPG」と呼ばれただけあって、草の中のアイテムをチマチマ探すのが面倒だったりする。また、「ゼルダの真似」とも呼ばれるだけにアクションパズル的要素も強く、このテが苦手な人にはストレスが溜まる。グラフィックや多重スクロールなどハードの性能以上に頑張っているのだが、目に見えて処理が重くなるのはアクションRPGとしては致命的。メッセージの文字も読みづらいかな。


ソニック&ナックルズ

セガ
MD / 1994年10月18日
ソニック2が楽しい
ロックオンシステムはソニックシリーズだけでなく、その他のメガドライブ用カートリッジにも対応しているし、ソニック2の場合はナックルズでソニック2の世界に入り込めるようになるのが面白い。
最初から1つにしてほしかった
マップ上のオブジェを利用してできるアクションが増えたなぁというのが第一印象。そのアクションがソニックの持つスピードや爽快感を殺してしまっているのが残念。ソニック3をロックオンさせた状態が両作の本来の姿のようだが、ソニック3のゾーン1から始まるので、新しいソフトを遊んでいるという感じがしない。真のエンディングへ道も難易度が高くて尚且つ複雑すぎ。


スターブレード (MCD)

ナムコ
MCD / 1994年10月28日
まぎれもなくスタブレ
無理にポリゴンにしてスピードや動きを犠牲にしてしまうくらいなら、ワイヤーフレームを使ったのは賢明な判断。おかげで、プレイしてみると処理落ちも少なく、ちゃんとスターブレードとして楽しめる。
ワイヤーフレームが悪いわけじゃないけど
ワイヤーフレームでの表示は仕方ないけど、一番の見せ場であるラストのコマンダーとの対決シーンは迫力が無くなったかな。コマンダーは途中のシーンでも破壊できないのだから当たり判定のみ計算して、表示はギリギリまでムービーで良かったのでは? あと、画面のレイアウトは変えてほしくなかったかな。標準パッドでのクリアが非常に難しく、連射機能とマウス必須かも。このソフトを最後にナムコはセガとお別れ…。


バーチャファイター

セガ(AM2研)
SS / 1994年11月22日
負けないもん!
『バーチャファイター』の偉大さを今更語る必要は無いと思うが、セガサターン版でもそれは引き継がれがキラーソフトとしての役目をしっかりと果たした。ライバル機プレイステーションの『鉄拳』『闘神伝』をギャグのレベルにまで押し下げた完成度は、メガドライブ時代からの手厳しいセガユーザーにも満足の行くものだったのでは?
10年早いんだよ?
ポリゴン欠けが目立ち気になる。テクスチャマッピングが使えるセガサターンの能力を見せ付けるなら「1」ではなく、当然「2」だと思うのだが、今回はテクスチャでポリゴン風に表現して「1」に似せた画面にするという使い方。ローンチソフトなんだから、そんなことしてる場合じゃないと思うのだが。


真説・夢見館 扉の奥に誰かが…

セガ
SS / 1994年12月2日
SS発売当初に夢見館はうれしい
メガCD版は無理やり動かしてる感があったけど、さすが予めこういったゲームを作ることを想定されたセガサターンだけに、画質も動きも格段に良くなった。制作者が意図して作ったか分からないが、現世を捨て館にやって来たのに、起きている事件は今までと何ら変わらないという皮肉はいいかも。
名作を駄作にした続編
リアルタイムポリゴンじゃないのにまず残念。次世代機なのに「あれ!?」って感じた人多いと思う。今回は自分も館の住人という設定のため、前作のように常に付きまとう館の存在の恐怖ってのがない。シナリオもずいぶん陳腐だ。館の主「狩人」の未知なる存在感もゼロに、そして住人には名前どころか顔まで…。感情入力システムも中途半端。これを作った人に、前作がなぜ名作と呼ばれたのかを考えてほしいと本気で思った。


ストーリー オブ トア

セガ(エインシャント)
MD / 1994年12月9日
ほどよい難易度で楽しめる
メガドラの少ない色数を逆手に取ったグラフィックはナカナカのもの。アクションゲームとしても通用する操作感は、敵を倒す行動を経験値稼ぎという作業で終わらせない楽しさがある。効果音にも力の入った音関係は、しっかりとした設備を用意して聞きたいところ。「もしかしたら!?」と思ったモノで精霊が召還できるのも楽しい。
好き嫌いの分かれる世界
アラビアンな世界観、当時流行の格闘ゲーム風の戦闘、いわゆる典型的なRPGが好きな人には辛いかもしれない。音楽も古代祐三氏だけど、いわゆるファルコム時代の曲のようなノリは期待しないこと。アクションに力を入りすぎたせいか、シナリオは微妙。


メルクリウスプリティ

NECアベニュー
PC-98 / 1994年12月9日
地味な良作
プリンセスメーカー以降こういった育成系のゲーム流行ったよね。本作は錬金術・ホムンクルスといった魅力的で怪しい素材を扱い話題となった作品。ホムンクルスの可愛らしさに虜になった人も多いはず。育成SLGが複雑化していったこの頃にしてはシンプルな内容なので、絵を見て興味を持った初心者が始めるのに良いかも。
錬金術は地味な作業
このテのゲームはどうしてもステータスをあげるだけの作業になりがち。こまめにセーブして不利なイベントが起きたらロードしてみたり。しかも本作は、錬金術・ホムンクルスといった題材以外は目新しい要素も無く、イベントが豊富なわけでもない地味な内容。


クロックワークナイト 〜ペパルーチョの大冒険・上巻〜

セガ
SS / 1994年12月9日
おもちゃ箱を…
アクションゲームとしては純粋によく出来ていて楽しめる。見た目は3Dだがアクションとしては完全に2Dなので、位置関係がわかり難いといったこともない。ディズニーのような世界観や音楽も美しい。
ヒゲオヤジかよ!?
セガは大真面目にペパルーチョをソニックに並ぶ看板キャラにしたかったようだが、さすがは感覚がズレているセガ、ヒゲオヤジだからという理由以前に何か違うような気がする。しかもセガサターン本体発売日に間に合わないどころか、上巻下巻に分かれる始末。


ルナ エターナルブルー

ゲームアーツ
MCD / 1994年12月22日
MEGA-CD最後の超大作
前作のようなダサイ演出も無くなり、メガドラユーザーに合わせてちょっとだけ対象年齢も上がり、グラフィックの雰囲気も明るくなった。アニメーションも綺麗に動いてます。戦闘も力押しで勝てるわけではなく、攻略しがいのあるものへと変化。ルーシアはいわゆるツンデレ系で、お決まりの展開でシナリオが進んでゆくが、クリア後には名作RPG特有の余韻が味わえる。魔法を使用した際の演出は、同時期のFF6と比べると爽快さに欠けるけど、なかなか豪快に攻撃してくれます。
CD-ROMのRPGの最大の欠点が
今回は前作と違い「よくある良作RPG」から抜け出し、なかなかの名作っぷりなのだが、戦闘時に長いアクセスがあって非常に残念。シナリオ重視のRPGなので、エンディングまでプレイしたかで評価が分かれるし、さらに真のエンディングまで到達したかどうかでも、また評価が分かれる作品。


トムキャット アレイ

セガ
MCD / 1994年12月22日
今回はグースで
アフターバーナーを昔のLDゲームにしたような物を連想するだろうが、予想通りトムキャットの操縦は出来ず、プレイヤーの役割は後部座席のレーダー迎撃士官。『トップガン』で言えば、マーベリックじゃなくグースになれるゲーム。LDゲームって言うと、タイミングに合わせてボタンを押すゲームか?と思うだろうが、状況に応じてプレイヤーがとるべき行動の選択肢は広く、反応もきびきびしていて、ちゃんと自分の行動に応じて進行しているという感覚が強い。
誰が言ったか、「怒られゲー」
操作が分からずあたふたしていると一連のバーチャルシネマシリーズ同様怒られてゲームオーバーになります(笑) ロックオンのタイミングもけっこうシビアだし、さんざん飛んで目標に到達したもののアクションのタイミングが分からずあっさりゲームオーバーになる面が存在するなど、洋ゲー感漂うこのシリーズらしい難易度。画質は荒いのに、明らかに模型だろ!って分かっちゃうシーンもイタイ。