シークエンス パラディウム

工画堂スタジオ
Windows / 1998年2月13日
イエス、マイロード
とにかく美しいパラスィートのグラフィックと、それとは対照的な人造人間っぽいメカ、育成シミュレーションとしても戦術シミュレーションとしても楽しめる贅沢な作り。敷居は高いだろうが、こういったゲームが楽しめるのはPCユーザーならではの特権。
圧倒的なパラメータ量
PCゲームらしく、コンシュマーユーザーお断りかのような圧倒的なパラメータ量と、初プレイでは何をすればいいのか分からず戸惑ってしまう人も多いはず。イベントも基本的にテキストだけで進行するような感じなので物足りなさを感じる。それにしても、ある魔法を使うと急激に簡単になってしまうバランスは…。


ラングリッサー ドラマティックエディション

メサイヤ
SS / 1998年2月26日
『I』から『V』まで揃った
メガドラ育ちのラングリッサーなだけに、セガハードでのI〜Vの全てが揃ったのはうれしい。戦闘時の読み込みも無く、しかも『II』はデアラングリッサーの移植。
戦闘がタルい
PCE版のあのノリノリの曲と違うような…。ムービーは絵がサターンユーザーの嗜好に似つかわしくないPCE系なんだけどね。その割にはムービーもFX版より少ないし。


バーニングレンジャー

セガ(ソニックチーム)
SS / 1998年2月26日
熱い
子供の頃に憧れた消防士という職業を、近未来のヒーローというかたちで表現してくれたソニックチーム。BGMが無く、ボイスだけで進行する現場も臨場感たっぷり。救助した人から後日メールが送られてくるなんてニクイ演出も! 光吉猛修氏が歌う熱いテーマソングが流れるオープングで熱くなった後、このゲームにふさわしい熱血漢主人公のショウを無視して、宮村ボイスのティリスで遊んでも、いいよね…。
ゲームになってない
見難い3Dの画面に、ランダムで作成されるマップといった分かりにくさ、あまりアテにならない音声ナビで難易度が高く、1ステージクリアするにも時間が掛かり、中盤から早くも異常な難易度。勝手に視点を操作させられるのもお節介機能かも。後半の意味不明な空間に突入するシナリオには幻滅したし、SSの性能の許容範囲を考えず無茶な挑戦をしたため、アクションゲームとしては描画が荒く、ゲームとして成立していないのが残念。


パワードリフト

セガ
SS / 1998年2月26日
やっと出たね
電波新聞社にはかなり待たされた挙句発売中止にされたものの、こちらはわりとすんなりと発売。ポリゴンコースを見慣れた今となってはどこが道なのか分からないグラフィックだけど、それでもアーケード版で感じたあの力任せに動かしている感を味わうことができる。オリジナルステージやグランプリモードなど、驚異的な難易度だったアーケード版よりも楽しめる内容にアレンジされている点が高評価。
完全移植ではない
さすがのセガサターンでも、スプライトの化物と言われたアーケード版を完全移植するのは難しかったのか、30フレームにダウン。SEGA AGESもそろそろ魅力が落ちてきた頃だけにこれは残念。


新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド

セガ
SS / 1998年3月19日
アスカの嫉妬も楽しい
Windows版のあの青空と白いワンピースに憧れつつ待ったセガサターン版。アクションゲーム的要素があるわけでもないし、アドベンチャーにしては選択肢も極端に少ない、ただのフルボイス紙芝居なんだけど、それでも長年人気を保ち続けてるってのは、変な方向へ行ったりせずしっかりエヴァしてるからかな。物語の中心となる霧島マナも、本作オリジナルなのに長年愛され続けているキャラ。好みの問題もあるけど、ジャケットはPS版より良。
使徒は出ません
使徒とか出てくるエヴァを期待してるとがっかり。当時としては高スペックを要求していたPC版。プレイしてみると、このプログラム内容でなぜこの動作環境が必要なの?って疑問に思ったけど、セガサターンになっても特にハードの性能に特化した表現は無しで物足りないかも。


サクラ大戦2 〜君、死にたもうことなかれ〜

セガ
SS / 1998年4月4日
忘れられないサクラ
もうオープニングから涙が…すごい魅せてくれてカッコよくなってる。しかもCDごとにオープニング変わるし! 新メンバーのふたりもいい感じ! そして展開読め過ぎのお決まりシナリオがかえってうれしかったりする。戦闘の難易度も、前作をギリギリでクリアしてた私でもなんとかクリアできました。エンディングで、その世界とのお別れを悲しく感じるゲームってあると思うけど、このゲームがまさにそれ。
またセーブできるまでが長い
長編なので1回のクリアだけでも大変なのに、全員分クリア目指すなんてなると…何らかの救済処置はほしかった。それと、前作もそうだったんだけど、いつでもセーブできる機能はほしいよ。


機動戦艦ナデシコ デジタルムック1000%コレクション

キングレコード
Windows / 1998年4月24日
酔うほど気持ち良い
データベースとしては、各話の設定、スタッフ、台本、予告編の原稿と単なる羅列に留まらずとても充実している。一部、動画やMIDIやCD-DAも収録されている。ナデシコのCD-ROMは何本か発売されているけど、アクセサリや壁紙、ユーティリティを求めないのであれば、本作で全て足りてしまうかのような内容。
HTMLで動いてます
発売当時はまだインターネット利用者も少なく、PC本の付録CDにIEやネスケが収録されていたような時代。誰もがブラウザをインストールしているわけでもないのに、本作はフレームを使いまくったHTMLのリンクをクリックして内容を楽しむというものだった。


ラングリッサーX

メサイヤ
SS / 1998年6月18日
綾波ブームの頃のゲームね。
ヒロインの数が減って選択の余地が無くなったけど、ひとりは当時流行の無機質系なんで、ハマる人はけっこう多いのでは? システム的には前作とほとんど同じ。まぁ、変に新しいシステム入れて失敗するよりいいかも。今までのような強烈なインパクトは無いけど、前作が好きなら安心して楽しめる作品。
新作というより続編
完全に『IV』の続編なので、前作をやってない人には楽しめないかも。戦闘時の読み込みは解決せず。最終作ということで頑張り作品にありがちな、宇宙とか機械とかカンベンって感じ。


悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲

コナミ
SS / 1998年6月25日
RPGでも成功したドラキュラ
もはや「城」ではなく「ダンジョン」と化してしまった悪魔城が舞台。シリーズ伝統の高難易度もアクションRPGとなったことにより大幅にダウン。最初は、ベルモンドじゃないドラキュラシリーズなんて…と思ったが、アルカードのカッコいいアクションにすっかり虜。SS版はPS版と比べ酷い出来と言われているが、PS版と比べなければ問題なし。SS版追加要素の中では、過去作品の名曲がアレンジ追加され、ミュージックモードも搭載されているのがうれしい。
2Dなのに
巨大な悪魔城の隅々にまでアイテムが配置されているので、自力だけでコンプリートするのはほぼ不可能。アイテムも売ることができるのは宝石のみで、アイテム欄がゴチャゴチャで非常に見にくいし、おまけに手に入れたアイテムがどこへ行ったのか把握しにくい。反転後のバランスにも難有り。SS版はというと、2Dに強いはずなのにPS以下の出来。メニューやマップを開く度に読み込みが入るなど、正直、KCE名古屋には移植してもらいたくなかった。SS版では新たにマリアでもプレイできるようになったが、本作のマリアは『血の輪廻』の面影はなく「誰?」って感じだし、PS版でのリヒターモード同様、シナリオもイベントも無く完全におまけ。


ギャラクシーフォースII (SS)

セガ
SS / 1998年7月2日
セガサターンでも当然登場
アフターバーナーと比べ、自機がエネルギーだし、ミサイルの避け方が分からないということもないので、すぐにゲームオーバーということはない。何が楽しいのか初めは理解できないかもしれないが、攻略する楽しみがわかってくると途端に面白くなるゲーム。当時はこのゲームの移植具合がベンチマーク変わりだったなぁ。
なぜか楽しくない
やはりあの筐体だから楽しかったのか楽しくない。移植に関してはスプライト云々よりも、所々に存在するオプション系の意味不明な不親切仕様が「SEGA AGES大丈夫か?」と思わせる。


レイディアントシルバーガン

トレジャー
SS / 1998年7月23日
我々はもう一度、考え直すべきです。皆さんにもわかっているはずだ
セガサターン末期の作品だけあって、そのポテンシャルを引き出した数々の演出に魅せられる。一見、弾幕系シューティングに思えるかもしれないが、武器の使い分けによる攻略や、レイディアントソードによる弾消し、同じ色の敵を倒し続けるチェーンボーナスなど、かなり異色の作品。自分なりの攻略パターンを作り出し、極めてゆくのがこのゲームの醍醐味なのかもしれない。サターン版はアーケード版よりコントローラーでの操作性が良いし、成長した武器のレベルを保存することができるRPG的要素で、このゲーム本来の姿に接してほしい。
キャラが好きになれれば
セガサターン版にはアーケード版にはなかったキャラ同士の会話が含まれており、シナリオはシリアスなのに、トレジャー特有のコミカルなキャラクターが好き嫌い分かれる。ボス戦はパズル的要素があり、倒すのに時間が掛かり、このイライラする作業は爽快感を求めている人には辛い要素。


メタルギアソリッド

コナミ
PS / 1998年9月3日
小島レジェンドの始まり
小島秀夫監督らしく緻密な世界設定にゾクゾク。映画っぽい硬派なゲームがまだ珍しかった時代に、次世代機にこういったものを求めていたユーザーは多かったはず。それでいてムービーを使わないという選択も「やるな!」といった感じ。マップは3Dで作られているものの、見た目は見下ろし型の2Dで操作しやすい。塩沢兼人氏の勇姿を感じれるのもこのゲームの魅力。
リアル?
後のシリーズにも共通することなのだが、リアルを売りにしてるのにサイコ・マンティスの超能力を使ったジョークなど、ゲームの世界から現実へ戻されるような要素は好き嫌いが分かれる所。騙し合いしすぎなシナリオも素直に楽しめなくなるかも。難易度のほうは、武器の切り替えなど素早い動作が必要といった具合に、インターフェイスの操作面で難しいものを感じた。


R4 -RIDGE RACER TYPE 4-

ナムコ
PS / 1998年12月3日(2002年2月14日PS one Books)
最強のリッジ
もともとリッジレーサーシリーズはオシャレな感じがしたのだが、今回は更にオシャレに! 光の表現なども加えたグラフィックはPS2と見間違うほど。さらに、ボーナスDISCはうれしい『RIDGE RACER ハイスペックVer.』付き。これだけでも買う価値があるくらい。
フィルタのかかったような暗いグラフィック
オシャレになった反面、このセンスが好きじゃない人にとっては辛いかもしれないし、グランプリモードのストーリーが邪魔に感じる人もいるかも。グラフィックは驚異的に綺麗になったけど、エースコンバット3同様、画面を暗くして誤魔化している感が拭えない。


ブランディッシュ4 眠れる神の塔

日本ファルコム
Windows / 1998年12月11日
2人は相変わらず
熱烈な従来のファンからの評判は良くないみたいだけど、4作目にもなるとマンネリ化してくるので、「外伝」と思えば思い切ったイメチェンも悪くない。Windows版は圧倒的にグラフィックが綺麗になっており、クレールの可愛さもアップ!
回転できないぞ!?
クォータービューになって、突然背後から襲われる緊張感が無くなった。ブランディッシュと言えばマップの回転が楽しかったが今回はそれも無し。代わりに、塔の中という設定には無理があるマップは有り。Windows版では5人の中からキャラが選べるようになったけど、1度クリアするだけでも時間が掛かるし、ダーク/ライトの性格などを含めると、全てを見れるのは間違いなく廃人のみ。