エンド オブ エタニティ

セガ(トライエース)
PS3 / 2010年1月28日
FFとは対照的
システム(特に戦闘)が複雑な割にはマニュアルやチュートリアルも完全ではないので、覚えるまでは大変だろうが、昔のゲームのような酷く説明不足な状況の中を手探りで進んでゆく楽しさはある。ダラダラと長いムービーや会話でシナリオを進めるタイプと比べ、プレイヤーに補完させるかのような断片的な展開が心地良い。若干ギャグに走りすぎな気もするが、それも嫌味に感じない作り。服装を変えてもステータスには影響しない完全にお遊び的な要素は、「強いけどダサイ装備」でガガッリする心配もなく、しかもムービーにも反映されるので異様にこだわってしまう。チャプター進行時にサブミッションのやり残しを教えてくれたり、倒せない敵を後回しにしても消えないなどの取り逃し対策はありがたい。
もっとサクサク感がほしい
攻撃手段を少し変えただけであっさり倒せてしまう強敵もいるが、どう足掻いても倒せず、しかも逃走不可能な強敵が突然現れて全滅ということもある。しかもセーブできる場所も限られている。システムも成熟しておらず、現在装備している武器を見ながらの買物や、装備を変えた時の変化がわかりにくい。また使うキーが多すぎで混乱しやすい。ダンジョン内でメニューを開けないのもおかしい。ヘキサを使ったマップの開拓や、戦闘で喋るセリフも同じことばかりになってくる中盤から飽きが残念。主人公キャラに力を入れすぎたせいか、背景グラフィックはPS3にしては荒さを感じる。


プロアクションリプレイMAX

デイテル
PSP / 2010年1月29日
PSP3000でも動かせる
昨今のゲームは肥大化・複雑化し、膨大なプレイ時間を必要としたり、入手がほぼ不可能なレアアイテムや購入者の数%しかクリアできない高難易度など、「買ったからにはクリアしたい」「そのゲームの全てを見てみたい」と思う人たちからしてみれば、それらは楽しさではなく不快と遊びづらさとへと繋がる要素以外の何物でもない。改造は確かに制作者が望む遊び方ではない。オンラインでそれを行えばサービス自体を崩壊させる不正となる。制作者が意図しない負荷を与えハードを破壊するかもしれない。改造を快く思わず対策を施すメーカーも存在するが、その時間を使って改造を望む人が何を求めているのか考えてほしい。一部の人しか楽しめない内容を搭載することが本当に求められているかどうかを。ユーザーは、作り手が当然のように手に入れられるものを手に入れることが出来ないのだから。本製品は過去のプロアクションリプレイでは対応できなかったPSP3000にも対応。ゲーム中にコードの効果をON/OFFできるなど便利な機能も搭載。
MAXとは名ばかり
動作にはWindowsPCが必要だし、ライセンス登録までさせる割には不満が多い。他のプロアクションリプレイのように自分でコードを入力することは不可能。それなのに提供されているコードには、クリアに一番必要と思える「無敵」が存在しないコードが多いどころか、タイトルそのものが見当たらないゲームも存在する。攻略コードはオンラインで更新できるものの、古いゲームの更新は絶望的。さらには、このプロアクションリプレイMAXが発売されてから約半年後の2010年8月以降のソフトで必要とされる、PSPのシステムソフトウェア6.30以上に対応させないまま半年近く放置状態だったのは大きなマイナス。昔と違い、ゲーム機本体のシステムをアップデートさせらてしまう状況は、こういった改造ツールにとって辛い状況であるのは理解できるが、今後も誠意を見せてほしいものである。


バイオハザード5 オルタナティブ エディション

カプコン
PS3 / 2010年2月18日
相棒の動きは成功
オリジナル版は8800円と高めだったので、追加要素込みで4,990円はうれしい価格。今回は明るい昼のシーンも多く、どんどんバイオとは別のゲーム化していってるけど、暗くて何が写っているのか分からないということが少なくなった。お金や弾が稼ぎ難く感じるが、前のチャプターに戻っても持ち物は維持されるという救済処置に助けられた。シェバは思った通りに動いてくれない時もあれば、妙に気がきいたりと、ちょうどいい感じ。追加エピソードのスペンサー邸は、扉を開けたり曲がり角の恐怖は昔のバイオを思い出しドキドキ。セーブできたり、もう少し長ければもっと良かったけど。
キーコンフィグで他のゲームとの互換性を
タイトル画面から選べるメニューのカテゴリ分けが細分化しすぎで難有り。ネット接続の確認もいちいちウザイし、随所での○ボタン確認もなぜかウザく感じる。ゲーム中にちょこちょこ入る読込みもテンポを悪くしてるかも。キーコンフィグは細かくカスタマイズしたかった。自分の場合、視点、移動、銃を構えた状態でそれぞれリバースの感覚が異なったため、既存の設定の中ではしっくりくるものは無かった。平行移動もL2R2機能を別のキーにまわしたタイプAに付けてほしかったかな。アイテム欄やショップでの操作も複雑で、直感的に操作できるようになるのに時間がかかった。意味不明に出現するショップはゲームとはいえ違和感あり。4の武器商人も違和感あったが、アレがかなりマシに見えてしまう。


龍が如く4 伝説を継ぐもの

セガ(龍が如くスタジオ)
PS3 / 2010年3月18日
導かれし者たち
かっこいいBGM(実はこのゲーム一番の名曲?)のインストールが終了し、ゲームを始めると山寺ボイスの秋山駿登場。違和感あるぞと思いつつ外へ出ると、本作の見所のひとつである雨の神室町。水溜りに反射するネオンの美しさは前評判通り。この処理のために画面に表示される通行人の数が少ないような気がするが、雨の日であるということを考えれば、うまく考えられた演出。そんな街中を歩きイベントをこなすうちに、山寺ボイス以外考えられなくなる秋山駿。5でも主人公に抜擢されただけあって、冴島や谷村の印象が弱く感じてしまうが、それぞれが引き寄せられるように桐生一馬の元に集まる終盤の演出はグッと来るものがある。シナリオだけを進めると、あっという間にクリアできちゃうのがこのシリーズの特徴なので、細かいやり込みは一部のデータを引き継げる2周目でというのが正しい楽しみ方なのかな?
前作とどこが違うのか
3と比べ何が違うのかと言えば、主人公が増えたこと以外は、前作でできなかった細かい修正を加えたくらいで魅力に欠ける。神室町をウロウロしてのアイテム集めやサブイベントは、3をプレイしたユーザーにはやり飽きた感がある。それに主人公が4人もいると、それぞれでチュートリアルされるのもウザかったりする。この状態でミニゲームを充実させたところで、だったら本筋に力を入れてほしいと感じてしまうのは当たり前かもしれない。前作まではさりげなかった協賛企業の広告も、今作ではいかにも広告を見せようとしていますって感じでシラける。地下マップはよくできているが、屋上マップの繋がりは非現実的すぎ。冴島のシナリオも死刑囚なのにあの扱いとありえない脱出劇は無理がありすぎ。最後は4人集まりそれぞれの宿敵と戦うんだけど、桐生と谷村はいいとして、冴島がなぜあいつと!? ヤツはどちらかというと秋山さんの宿敵では?


アフターバーナー クライマックス

セガ(AM2研)
PS3 / 2010年4月21日
トップガン再び
PS3のHD画質に対応した美しい画面で爽快感アップ。EX OPTIONのロックも、既に解除したEX OPTIONを使った激ヌル設定で攻略していけば、全てを解除することも不可能ではないバランスが丁度いい。選択できる機体も人気の3種類がチョイスされていて、尚且つあえて機体に性能差を出さなかったのがニクイ。リアルを追求したフライトシミュレーター指向から外れた、こういったゲームはもはやセガにしか作れないのかもしれない。旧BGMでのプレイはハマりすぎる。
スロットル操作しにくい
機体の質感はリアルさに欠け、いかにもゲームっぽいデザイン。何も考えずにプレイしたい場合、ステージ分岐や緊急指令などの要素も邪魔になる。前作よりもローリングによる回避が有効になっているとはいえ、暴発しやすくイライラ。スロットル操作はどのキータイプでも操作しにくく、自分の好きなボタンに設定できるようにしてほしかった。前作の完全移植版はセガサターンでしか行われていなかったので、ここまで良いものならオリジナル版をプラスしたパッケージ版にすればよかったのに!


イース フェルガナの誓い

日本ファルコム
PSP / 2010年4月22日
君はYs-IIIを知っているか?
UMD版でもアクセスが驚異的に速い。いつディスクアクセスしてるの?って驚くほど。「NOW LOADING」と表示させている時間よりも、それを表示させるまでのブラックアウトの時間のほうが長いといった困った問題が発生してしまうくらい。グラフィックの質もPSPでは高レベル。イースクロニクルズ同様、BGMを数種類から選べるが、X68k版が一番しっくりくるかも。鑑定団のノリの銀河万丈さんのナレーションは有無の好みが分かれるけど、OFFにすることもできる。オリジナル発売当時、リリアに完全に負けていたエレナが、今見ると可愛く感じてしまうのは気のせいだろうか?
ファルコムはまだまだ3D発展途上
オリジナルを知っているせいか、ファルコム人形劇がウザかったりする。ナピシュテムの匣やオリジンでお馴染みのシステムと、風に髪がなびきカモメが飛ぶオープニングもそのそろマンネリで飽きが…。一部で非常に高難易度のアクションを求められるのにジャンプの分かりにくさも健在。武器やアイテムの隠し場所も陰険。初期のボタン配置ではジャンプ攻撃がしづらいので変えてみると、攻撃に設定したボタンが選択肢の決定ボタンとして機能しなかったりデバッグ不足を感じる。オリジナル版では1枚絵の画面で行われたマップ間の移動を、フィールド上で行うことになったが、それぞれのエリアへの距離が短すぎて世界が狭く感じる。オリジナル同様1枚絵のマップ画面での移動のほうが良かったのでは? サブクエストの中には期間限定のものがあり、報酬アイテムの取り逃しもある。ポリゴンになってからのファルコムのラスボスのデザインはいつもダサイ。ミュージアムは豪華なように見えるけど、じつはミュージックモードなし。
[翡翠の指輪] レドモントの町の行商人アントニオに、ラバール鉱を3回渡す。
[鬼火の宝珠] 風霊の腕輪を入手後、ティグレー採石場でボブのペンダントを入手しアイーダ(老婦人)に渡す。
[輝石のブローチ] 溶岩地帯クリア後バレスタイン城入口で発生。イルバーンズの遺跡からバレスタイン城までクリストフを護衛する。
[闘神の刻印] 廃坑クリア後、酒場のランドルフに翡翠の指輪を渡す。(道具屋のシンシアに渡さないよう注意)
[アーニャの宝探し] 廃坑クリア後、教会前にいるアーニャに話しかけると発生。
[エレナの護衛] 廃坑クリア後に酒場のマーゴと話した後、船着き場へ行く。
[ピッカードの治療] 廃坑クリア後、ピッカード小屋にいるヒューゴに、エルダーム山脈にあるバームの葉を4枚渡す。

本編を2回クリアすると隠しコマンドが出現。タイムアタックを最強ステータスでプレイ可能。タイムは記録されないがギャラリーのコンプリートは可能。RLRLRL□△□△□△×


トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2〜

ガスト
PS3 / 2010年6月24日
単純作業にならない面白さ
やっぱりイラストがすごく可愛いです。前作は未プレイなんだけど、システム周りは確実に改善されているもよう。メインの素材集めや錬金作業も、MMORPGのような廃人仕様な無理のあるものでもないので、テンポ良く楽しめる。最近のRPGのような一本道に縛らるタイプとは違う、自由な展開がすごく新鮮。
やっぱりギャルゲーなんだけど
どう見てもそのテの層を狙った演出が気になる。グラフィックもPS3にしては弱めかな。チュートリアルはあるんだけど、画面に表示されているものが何を意味するのか説明不足であまり役に立ってない。何をするにも日数が激しく経過してしまうので、常に時間に追われているような感じを受け、落ち着いてプレイできない。バグだらけだった前作と比べだいぶ安定しているものの、突然フリーズしたことが何度かありました。


ソニック アドベンチャー

セガ
PS3 / 2010年9月29日
シェンムーまで待ちます
まずは「ドリームキャスト復刻プロジェクト」を喜びたい。ドリームキャストという、セガファンでもプレイした人が少ないハードの作品を復刻してくれたことがうれしい。その第一弾『ソニックアドベンチャー』はHD化や60フレームによって、よりソニックらしいの爽快感が出せるようになったようだ。
ソニックはまた死んだ
HD化はうれしいのだが、ワイド画面に対応していないので素直に喜べない。ワイドかどうかで爽快感が大きく変わってしまうのだが。ムービーも若干綺麗になっているようだが、ブルーレイ画質に慣れたPS3ユーザーには辛い。ソニックシリーズの伝統、バネで跳ばされる仕掛けが多く、走っているというより勝手に跳ばされたり風に運ばれる場面が多いのも気になる。しかもソニックの高速性と3Dとの相性が非常に悪く、どこに落ちるか分からないシーンや、近くにあるリングすらまともに取れないほど。キーコンフィグをいじれないのでカメラを自由に動かせないし、そのカメラもしょっちゅうポリゴンの裏に入り込む。どこへ行って何をすればいいのか分からないアドベンチャーパートもテンポを悪くしている。キャラに話したいのにソニックがダッシュするし。こんな内容で能力の異なる6人のキャラで違ったゲーム感覚をを楽しんでほしいと言われても、楽しむ気にはなれない。あと、オリジナルはどうなのか知らないけど、タイトルメニューを選ぶ度にBGMが最初に戻るのも改良してほしい。


けいおん! 放課後ライブ!!

セガ
PSP / 2010年9月30日
よくできています
見た目どおりのゲームでサプライズはないんだけど、そのかわり大きく裏切られることもない作品。もともとテーマが軽音楽なので、変にアドベンチャーゲームとかして大失敗するキャラゲー特有の残念感は無い。ポリゴンキャラもPSPにしては非常に良く出来ている。収録されている曲数も多い。コナミ系の音ゲーのように音符が流れてくる方式ではなく、実際の楽器の練習ビデオのようなスコアの表示の仕方は評価してもいいのでは? 初心者にはドラムかキーボードパートが感覚が分かりやすいのでお勧め。
『けいおん!「!」 放課後ライブ!!』も出す気ですか?
インストールしてもロードが多く長めなので、UMD読込みオンリーではプレイは辛い。各種アンロックの条件が非常に難しかったり時間が掛かるものもあるので、コンプリートするためには攻略wikiと根気が必要。曲選択→読込み→アイキャッチ表示→○ボタンで演奏開始なんだけど、ボタンを押させる意味がわかんないし、どうせなら長い読込みの前にアイキャッチ表示してよと思う。演奏後のリザルト画面で、リトライするか曲を変えるか選択する前に一度ボタンを押せるのも意味不明。音量調整は細かく設定できる機能があるんだけど、楽器ごとに聞こえやすさが違うせいか、自分の思い通りの音量に設定できない。その割には別の画面の音量は大きすぎで非常にバランスが悪い。またプログラムが、演奏をミスった時は自分のパートの音量を下げて音を出さないという方式なので、ボタンを押して音が鳴る(演奏している)という感覚が全くでない。曲はいっぱい入ってるんだけど、このゲームを買った人はアニメで使用されていたオープニングとエンディングの曲をまずプレイしたいはずなのに、それらが一番最後に出てきてしかも高難易度ってどういうこと!? しかも共に1種類しか入ってない。1期関連の曲しか入ってないのは続編を作る気満々の出し惜しみとしか思えない? 全体的には同じPSPの音ゲーである『初音ミク〜』と比べ、物足りなさを感じる。


グランツーリスモ5

SCE(ポリフォニー・デジタル)
PS3 / 2010年11月25日
キターーー
「実写? CG? この部分は実写?」という疑問と同時に、クルマという生命の誕生を感じさせる静かなプロローグ。徐々に力強くなるピアノ。そして、例のテーマで始まるオープニング。もうこれだけで鳥肌モノ。今更語る必要もないかもしれないが、GTシリーズにはリッジのような派手さやお手軽さは無い。そのかわり、他のゲームでは数値が上下しているとしか感じることのできないカスタマイズ要素が、GTでは本当に車の挙動を変えているという実感を味わうことができる。レースゲームが苦手な人でも、初回版などでプレゼントカーを手に入れることができればだいぶ有利に進めるし、簡単操作でも奥が深いB-Specモードでクリアするのもテ。
何なんだろうコレ
確かにグラフィックはすごいが、ここまですごいと現実と違う些細な部分がすごく気になってしまう。長く待たされたゆえに、来るのは「完全に実写」と思ってしまっていたからだろうか? マニュアルには必要最低限のことしか書いてなく、必要なことはヘルプを参照してくれって感じなのだが、これが使いやすくない。オンラインアップデートでの内容の変化や、『GT4』のあの正誤表を反省しての改善なのだろうが、基本的なことはもっと説明書に書いてほしかった。各メニューも分類が的確に行われておらずあちこちに散らばり、どこにどの機能があるのか非常に把握しにくい。ネットに繋ぎたくないのにしつこく何度も接続するか聞いてくるのもかなりウザイし、起動時に普段使用している視点を覚えていてくれないのも困る。それとこのゲームは、「乗っている」「乗りたい」「ほしかった」といった実車だからこそカーライフシミュレーターとして成立しているのに、クリアのためには好きでもない車を買って強化して勝利したら乗り換え…といった使い捨てになってしまうのが惜しい。おそろしくHDD容量を使うにも関わらずフルインストールしても読込みが長く、間違って決定してしまうと しばらくキャンセルできないのでイライラ…。AIは相変わらずぶつけてくる。GTライフはA/B-Specモードを完全に分けずに、好きな時に切り換えできるとよかった。24時間耐久とか自分で操作するのは現実的じゃないし。
【初心者向けドライビングオプションの設定】
・TCS(トラクション コントロール システム) 3〜5
・スキッドリカバリーフォース ON(FF車の場合はオフ)
・アクティブステアリング 弱(FF車の場合はオフ)
・スタビリティマネジメント ON(曲がりにくいと感じる場合はOFF)
・ABS 3〜6