![]() ホライゾン フォービドゥン ウエスト ゲリラゲームズ PS5 / 2022年2月18日 | |
アーロイは美しい
前作以上にポリコレを感じるのは事実だが、アーロイは騒がれていたほどブスになっていなかった。アーロイはヒロインじゃなくヒーローだしね。圧倒的にオブジェクトが増えたグラフィックはお見事。登れる壁の表示や自動ダッシュ機能などもうれしいし、物を拾う動作もアプデで改善された。動作や表示に不具合が発生したり全てを変更できるわけではないが、それでもキー設定をかなり細かくいじれるのがGOOD。各種バグもアップデートにより徐々に修正されている。シナリオは相変わらず専門用語がパルスのファルシのルシがパージでコクーンだし、最初は登場人物の顔が全部同じに見えて覚えられなかったけど、前作同様設定はしっかりしてるので、きちんと把握しようとすれば楽しめる。 | 面倒になった
「グラフィックがすごい」とよく言われるゲームだが、自分には刺さらなかった。前作でもそうだったのだが、どこが移動できるのかわからないグラフィックがオブジェクトが増えたことにより余計にわかりにくくなった。ゲーム開始直後は、高すぎるコントラストと、そこに同化してして見にくい敵、無駄に負荷を与えるパーティクルの表現と「キキッ、キキッ」という謎の効果音(虫の音?)がとにかく邪魔に感じた。最短ルートではなく道沿いに案内するナビは、立体的な構造になったなった街ではまるで役に立たない。体当たりでカメラを埋め尽くす敵、壁際のスーパーズーム、暗すぎてわからないダンジョン、役に立たない建物内マップといったイライラ要素に変化無し。そして今回とにかく嫌だったのが水中。シナリオを進めるとずっと潜っていられるようになるが、例によって暗いし方向もわかりにくい。終盤に飛べるようになるのだが、見えない壁や高度制限に阻まれ自由に移動できないのは何とも。武器や防具もすぐに新しい物が手に入るので最終段階まで強化しようと思えないし、結局最強装備だけ重要なスタイルになる。 オープンワールドなのだがメインシナリオを進ませないと解除できないギミックが多数あり、前作ほど自由に冒険できない。チェスのようなミニゲームやレースもあるのだが、何でこういうの入れたがるかな。確かに本編そっちのけで楽しめたという人もいるだろうけど、こっちはRPGがプレイしたいんだからこういうのこそDLCにしてほしい。アイテムとかもらえたりトロコンに影響するゲームもあるし、何よりも気にあるから無視できないだよね。 徐々に修正されているものの、画面が一瞬暗くなることが何回もあったし、地形へのハマり、エラー落ち、処理負荷によるフリーズ直前のスーパースローも経験した。 |
![]() エルデンリング フロム・ソフトウェア PS5 / 2022年2月25日 | |
夢中になってプレイした
昔のゲーム、TVにコントローラーを投げつけたくなるあの理不尽さ。しかし未知のものに対するワクワクドキドキ感はそんな負の部分を超える魅力を与えてくれる。取り返しのつかない要素が多すぎるのは残念だが、細かいイベント群はよく作ったなぁという感じ。プレイ前に気になった、フィールドを歩いているように見えない滑るようなキャラの動きや違和感ありまくりの馬のスーパージャンプ、ダサい魔法モーションと後ろからドーン&蹴りの音はプレイしてるうちに気にならなった。 「今は敵と戦いたくない」と思うあの状況や「まさかこんな所まで!?」と思うほど追いかけてくる敵はFF11を思い出した。はしご降りたら敵もはしご降りてきて、上から蹴り入れてくるのには爆笑。 | コントローラーを投げつけたくなるあの難易度と理不尽さ
フロムゲー(死にゲー)は初だが、アクションゲームが死にゲーなのは当然だし、無双系のようにボタン連打でどうにかなるゲームが多くウンザリしてたので、きちんとガード、避け、攻撃できるシステムに好感を持ち、しかも今回はRPG要素が強いということで「最悪、レベルを上げればどうにかなるんじゃないか」と思い挑戦。しかし頑張ってレベルを上げて装備を揃えて数回耐えれる力を確保したとしても、攻撃をくらって行動不能中に連続攻撃からのゲームオーバーってパターンのゲームだった(突然のワンパンも頻繁にある)。敵が武器を振り降ろすまでのタメも嫌らしくて避けづらい。こちらの動きはモッサリでも敵はまるでチート。NPCなのに死体蹴りまでしてくる。ルーン(経験値+所持金)を失って、回収すれば戻ってくるもののそこに到達するまでの間に死んで全ロスト。ゆえに緊張感があるのだろうが、努力が無駄になる仕様は辛い。「そういうゲームです」と言えばそれまでなんだろうが、だったらそれを快適にプレイできる環境がほしい。例えばそれは内部にデータ持ってるにも関わらず行う死亡後のロード(PS5でも読み込み画面が必要とされるくらいの読み込みがある)だったり、外れる距離が早すぎるカメラのロック、コントローラーの設定(ローリングとダッシュとバックスステップが同じボタンで変更できない&敵ロックとカメラリセットも同じボタンで)だったりで想定外の動きをしてしまいこれが難易度を上げている。そして何よりも壁際カメラと敵のどアップ、他のメーカーもそうだけどいい加減これどーにかしてほしい。 あと、ウチのモニタがHDRに対応してないせいかもしれないけど暗すぎるんです。設定で明るくできるけど、そうすると白くなるしね。なんでみんな暗くするのが好きかなぁ。 |
![]() エンダーリリーズ Binary Haze Interactive PS4 / 2022年3月24日 | |
ゲームってこれでいいんだ
気になっていたもののDL版しかないので未プレイだったが、パッケージ版が出るということで購入。結果、同時期に発売されていた大作そっちのけで猛ハマり。スキルを手に入れるまで埋まらないエリアが多いのが気になり、そのせいで正規ルート(など存在しないのだろうが)がわかりにくく、突然鬼のように強いボスと遭遇することがある。しかし倒せないボス相手にどのスキルやレリックが有効か試したり、パターンを読んだりするのが楽しい。全てのボスが強いわけではなく中には初見で倒せてしまったりするのもまた良し。アクション自体もよく出来ていて、避ける、位置取り、攻撃するの一つ一つの動作が重要となり、無双系のように突っ込んでボタン連打やレベルにモノいわせてなどという戦法ではすぐに詰んでしまう難易度。かと言って戦闘が面倒なわけでも無いし、エフェクトで画面が見にくいことも無い。 スキルポイントが不足しがちなため全てのスキルを強化とはいかないが、ハズれスキルが少ないため、好みのスキルに絞って自分流の攻略を編み出す楽しみがある。ゆえにネットの攻略情報はあくまで一例。人によってどのボスが強かったか意見が異なっているのも面白い。 | マップが陰険
どこが足場なのか判りにくかったり、作りが陰険なマップが多い。100%攻略済みのエリアは色が変わってわかりやすいのが救いだが、本当に隅々まで調べないと埋まらないエリアもあって、ネットの力を借りず自力でというのは難しいかも。デスペナルティが無いので、とにかく進んでみようという気にはなるんだけどね。ボスのアニメーションはいわゆるスマホのグラフィック(昔のFLASHアニメ)みたいな作りが気になる。 |
![]() 春ゆきてレトロチカ スクウェア・エニックス(ハ・ン・ド) PS5 / 2022年5月12日 | |
ですよねー
「変だったな」「不自然だな」という部分や、残っていた謎を欲張って解決させすぎてる気もしたが、終章までたどり着けた(終章の存在に気付いた)かどうかで物語の評価は大きく変わると思う。全体的にはすごく「惜しい」作品であるが良作。脳内空間に登場する如水さんがカッコよすぎる。クリア後は本来の人物で物語を見れるモードがあったら最高だった。
| 難しいのは「謎」ではなく、ゲームの「仕様」
う〜ん、これは後から「そうだったのか」を楽しむ山村美紗タイプというか、確かに伏線はあるのだが事前情報だけでは推理できない作りのような気がする。何よりもメインとなっている過去の話が、現代にある小説の中の話で、それが現実に起きたことなのか曖昧という設定だし、同じ役者さんが別の役を演じている上に名前も違う人がたくさん出てくるので覚えらない(いつでも相関図を見れるという配慮はあるが、私は登場人物の名前と顔を覚えるのが苦手なタイプの人間なので難しかった)。というか、これこそ大きな仕掛けの1つ。共犯者や超常現象は無いという条件にも疑問が残る。画質はPS5にしてはかなり荒い。意味不明な霧、逆光、同じシーンなのに変わる明るさといった撮影のほうの問題も有り。そしてこれは多くのユーザーが感じたことだろうが、仮説を立てるパートのUIがすごく悪い。おかげで本来このパートで必要であろう「謎を解いてゆく気持ち良さ」が皆無。それどころか全体的に画面の切り替えのテンポの悪いゲームなので、いちいち仮説の映像を見せられるのが苦痛になってくる。突然始まる脱出ゲームの画面もUIに統一感が無く、画面が何を意味してるのかすぐに理解できなかった。最大の謎は、なぜこれをゲームにする必要があったのかという謎だ。 |
![]() ライブアライブ スクウェア・エニックス(ヒストリア) Switch / 2022年7月22日 | |
音声の追加もうれしい
オリジナル版をプレイしたことは無く、ゲーム実況を見て楽しそうなので購入。シナリオごとに趣向が凝らされていて飽きずに進められるのが良いが、自分に合わないものから始めてしまうと全てを知る前に評価が変わってしまいそう。自分はどうしても近未来編のシナリオが好きになれなかったし、楽しみにしていた中世編もガッカリ。とは言っても、本格RPGではなくショートストーリー集的なものと割り切れば良いボリューム。HD-2D化されたグラフィックは相変わらずワクワク。
| ミニゲーム集?
全体に共通しているのは、あえてそうしている原始編を含めても説明不足で何が起きてるのか理解できない表現が多い。容量の制約を受けていた昔の表現方法をそのまま持ってきた感じ。名前も後から変更できたり、音声ではデフォルトで呼んでくれたほうがまだ抜かされるよりまだ違和感ないのでよかった。取り返しのつかない要素も近年に合わせて改良してほしかった。一発勝負のミニゲーム感が強いので何周もしたい気分にはなれない。マップ上でメニューを開く時、表示されるまでに間があるがイライラ。デザイン的なものを削ってでも速くするべきだったと思う。短いものの頻繁に挟まれるロードもテンポ悪い。 戦闘中も一度メニューを選択しないと他のコマンドが選べないのも意味不明。そして敵の当たり判定が足元のマスではなく、見たまんまのマスにあるのが最初理解できなかった。敵の攻撃やステータス上昇、反撃、それらのエフェクトのテンポも悪くてイライラ。シナリオでも最終的には何度も同じシーンを見せられてる感が強い。 最終章のRPG要素はもっと強くても良かったかなと思う。期待していたのにシナリオがほぼ皆無だったので非常に残念。 |