銀河連合宇宙軍

CONDUCTOR
銀河連合最強の戦闘機がこのコンダクターであり、ミッションU150111の予行演習U150011が行われるまでは存在自体が極秘扱いされていた。現在までに全3機の配備が完了している。
コンダクター1機で敵の中型戦艦を沈められるだけの火力と強力なシールド、大気圏への突入および離脱可能なエンジンと長距離ワープも可能なワープドライブを搭載しているが、その犠牲として機動性が大きく損なわれているため、実際の戦闘時には2〜4機の小型戦闘機を護衛に付ける事が前提となる。
機首に取り付けられたレーザー砲は本来戦艦に搭載する兵器でありこれだけでも充分な火力を持つが、今回の作戦ではユーフォニウムの中枢部破壊を目的とした高出力波動砲を機体上部に急遽取り付けた形での出撃となった。この波動砲を発射するにはエネルギーのチャージが必要であり、チャージ中コンダクターは他の兵器の使用が一切できなくなるなど、急遽取り付けただけあって未完成感は否めない。
また今回の作戦では未搭載となったが、機体後部から8人のガンナーによる砲撃を可能としたレールガンが開発途中である。
規格外の大型機体であるため母艦Envelopeに収容することができず、大型複合施設FlyStationに収容され、ミッションU150111時にはその3機全てが出撃した。



music_Fighter
銀河連合の主力戦闘機。全長20m。搭乗員は1名。軽量な機体に大推力のエンジンを搭載。単独でのワープ航法は不可。標準では大気圏への突入能力も備わっていない。
極めて汎用性の高い機体であり、攻撃力・耐久力・機動性のバランスを武装によりカスタマイズすることが可能。 特に機動性を重視した場合、推力を自由に調整できるユニットを装着することで、360度自由な方向への移動を実現することができる。
ミッションU150111時に参加した機体のほとんどは、耐久性と機動性を求め、機体下部に極めて連射性の高いレーザー砲のみを装着した状態でコンダクターの護衛にあたった。
不安定な磁場の発生するエンベロープ着艦用にアレスティングフックを装備している珍しい機体でもある。



Envelope
後述するcantabileの後に製造された航宙母艦。全長2600m。総員248名(戦闘機パイロット除く)。航宙母艦であるため、シールドや武装、エンジンは最低限の装備にとどまるが、ミジックファイター相当の小型機を32機搭載可能であり、艦体下部に2基のカタパルトを装着している。
重力制御装置により艦内部には1G(ドッグは1/6G)に保たれているが、この装置はエンベロープ周囲にもわずかに影響を及ぼし、尚且つ装置の影響を受けない0G宙域へ出るには強力な半重力カタパルトを必要とする。エンベロープに搭載された半重力カタパルトは、射出時のパイロットへの負担を考慮した結果、90度回転した状態で射出されることになった。



cantabile
銀河連合の主力戦艦。全長800m。通称"Tank"と呼ばれ、敵の対戦艦用ビーム兵器の直撃にも耐えられるほどの強力なシールドと装甲を持つ。ミッションU150111時にはミジックファイターと共に、無限と思われる敵小型機の軍勢からエンベロープを守りきっただけでなく、敵艦も数隻沈めている。



FlyStation
CONDUCTORクラスの重戦闘艇も収容できる大型複合施設。全長約5000m。銀河連合が管理する宙域に合計で48基設置され、機体のメンテナンスや燃料補給、パイロット及び乗客、乗務員の宿泊施設として利用されている。エンベロープと違い施設内外共に完全な0Gである。



Animato
大型観測施設を改造して作られたスペースコロニー。コロニー内は筒状になっており、それを回転させることで発生する遠心力により重力の代用をさせている。従って、入館はこの筒の中心部から行う。




攻性プログラム

Dolce
連合宙域に大量の宇宙機雷を配置した敵の中型戦艦。自ら直接攻撃してくることはないが、艦の中央は装甲が硬く、ミジックファイターのレーザー砲ではダメージを与えることができなかった。



Energico
敵のミサイル巡洋艦と思われる存在。誘導ミサイルだけでなく宇宙機雷も大量に搭載していることが確認されているが、艦上部に存在する筒状の兵器がどのような能力を持っているかは不明。(この部分の装甲は薄く、ミジックファイターのレーザー砲数発で破壊できたため、開発途中の兵器だったのではないかとの予測もされた)



Doublesharp
ユーフォニウムによるワープ航法を利用し、銀河連合最終防衛ラインへ送り込まれた敵の大型宇宙戦闘艦。連合の航宙母艦エンベロープよりひと回り小さい艦ではあるが、対戦艦用レーザーを連続で放出する様子は連合軍に恐怖を与えた。



andante
ミジックファイターのパイロット達から「赤いヤツ」「引率者」などと呼ばれた敵のコマンド機。1機しか確認されていないが、非常に強力なシールドといくつもの武装を持ち、連合の奇襲部隊を壊滅寸前まで追い込んだ。
コンダクター同様、単独でのワープ航法が可能なように見えるが・・・。



Allegretto
アンダンテの僚機として2機存在していることが確認されている機体。連続発射可能なレーザーの他、チャフのような物を攻撃目的でばら撒き、コンダクター部隊の進攻を妨害した。



Pesante
コンダクターを撃墜されワープ航法が不可能となったセッションAチームが、敵のワープホールを利用し抜けた先で遭遇した超大型航宙母艦。延々と戦闘機を射出し続けただけでなく、長距離レーザー砲による洗礼とジャミング波がミジックファイターを苦しめた。
その大きさに、セッションAチームのメンバーは最終攻撃目標である要塞ユーフォニウムではないかと勘違いしたと言われている。



EUPHONIUM
今回のミッションU150111の最終攻撃目標である全長10kmを越える巨大要塞。内部に戦艦クラスの転送も可能なワープドライブがあり、そこから連合軍の防衛ラインへ部隊を送りこんできた。(ミジックファイターが敵のワープホールを逆利用し跳んだ先は別の場所だったため、それに対する対策はなされていたと思われる)
ミジックファイターのパイロット達は、その巨大で不気味な姿を見た瞬間、「これは人間の手によるものではない」と確信したという。